京都市の宿泊税が最高1万円に 令和8年3月からの適用目指す
2025/02/07
京都市は1月14日、宿泊税の税率を見直し、宿泊者1人1泊につき現行の最高1000円から最高1万円に引き上げる案を公表した。
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京都市の宿泊税は「国際文化観光都市としての魅力向上」と「観光の振興」に活用されてきたが、「観光」の推進に加えて、市民生活と観光のさらなる調和・両立を図るため、観光が市民生活の豊かさにつながっていることを実感できるような施策を推進するため、その取り組みの費用として宿泊税の税率(税額)の引上げを実施する。
現行の宿泊税は、一人1泊につき2万円未満が200円、2万円以上5万円未満が500円、5万円以上が1000円の3区分だった。これを6千円未満は200円に据え置き、6千円以上2万円未満を400円、2万円以上5万円未満を1000円、5万円以上10万円未満を4000円、10万円以上を1万円の5区分に見直される。
引き上げ後の税額は、令和8年3月からの適用を目指す。改正条例案については、令和7年2月市会に提案予定。可決された場合、総務大臣協議を実施。改正の同意が得られた場合は、京都市および宿泊事業者のシステム改修をはじめとする準備・周知期間を経て、令和8年3月1日以降の宿泊について新税額を適用する予定だ。